今回のWSでは想像力を使って、役への劇的に変身できるテクニックを学びます。想像力は、見えないものを見る力となり、虚構の世界を演じる俳優にとって、その力は演技の要となります。そして今回のテーマはその想像力を使った、「イマジナリィボディ(想像的な身体)」となります。
役の容姿はそのキャラクターの性格、心理、人生を表したものになります。「イマジナリィボディ(想像的身体)」は、役の身体を想像して、それを身にまとうことで役に変身するテクニックです。イメージした筋肉質の体系の人の体を身にまとうとなんとなく自信がついた感じになり動きにも自然と変化するかもしれませんし、歯がぼろぼろと腐っているイメージを身につけるとすごく荒んだ気分になるかもしれません。イメージを使った役作りは劇的な変化をもたらします。今回は基礎的な内容から台本の役に応用して使ってまいります。
▼レッスン内容
□11月20日:イマジナリィボディの紹介
想像力の機能の理解、イメージに「なる」ということ
イメージによって動作や感情や性格が作られる
即興で役を演じてみる、イメージにゆだねてみる
□11月21日:台本への応用
台本に書かれている役の姿を見つける
想像的身体で役を身につけてみる
▼使用テクニック・用語
・イマジナリィボディ(想像的身体)
・イマジネーション
・即興
・センター(思考・感情・意志)
・コンセントレーション(集中)
▼講師
秋江 智文
演技講師・演出家・俳優・通訳
マイケル・チェーホフスタジオ東京代表
21歳のときマイケル・チェーホフの著作『To the Actor』を読み、強く感銘を受ける。25歳のとき渡英。英国アルテミス・スピーチ&ドラマスクールで、チェーホフテクニックのサラ・ケーン(Sarah Kane)および、校長のクリストファー・ガービー(Christopher Garvey)に師事し、チェーホフテクニックやスピーチテクニックを学ぶ。また『マイケルチェーホフロンドンスタジオ』(Michael Chekhov Studio London)の校長を務めるグラハム・ディクソン(Graham Dixson)にも師事する。現在ではウルリッヒマイヤーホーシュ(Ulrich Meyer-Horsch)を師として、日本でマイケル・チェーホフテクニックを体系立てて教えている。多くの海外講師を招聘したり、海外講師からのオンラインレッスンを企画するなど世界的なレベルのテクニックを届けている。マイケルチェーホフヨーロッパ(MCE)の講師養成のメンバーとして日々演技を教えることを研究している。
株式会社フリー・ウェーブ、ポーラスター東京アカデミー、株式会社アンカットなどで講師を務めている。
▼受講条件
俳優の方/俳優志望の方
▼時間
11月20・21日(月・火)
18:10~21:50
※開始時間は18:10で、開場時間が18:00になります
▼場所
一心寺南会所
住所:大阪府大阪市天王寺区逢阪2丁目7
御堂筋・谷町線 天王寺駅 徒歩15分程
堺筋線 恵美須町駅 徒歩10分程
▼料金
20日のみ 3500円
両日 7000円
▼申し込み
下記のHPのAPPLICATIONより申し込みください