q マイケル・チェーホフ(1891~1955)は、20世紀を代表する俳優の一人です。スタニスラフスキーの一番弟子であり、「最も素晴らしい俳優である。」と評されるほどでした。
教師としても優れていたチェーホフは、鋭い観察と経験から独自の演技テクニック(マイケル・チェーホフテクニック)を生み出しました。
その価値は多くの俳優に認められてきました。直接の教え子としてはマリリン・モンロー、ユリ・ブリンナー、クリント・イーストウッド、マラ・パワーズ、ゲイリー・クーパーなどがあげられます。また、M. チェーホフテクニックを学んだ俳優として、ジャック・ニコルソンやアンソニー・ホプキンズなどがあげられます。
現在では、全世界の大学や演劇学校などで学ばれています。
マイケル・チェーホフスタジオ東京は、そのテクニックを日本でも正確かつ体系立てて学べるように「機会」「材料(マテリアル)」「講師」を提供しています。
演技で悩む俳優は、「基礎を知らない/習ったことがない。」、「メソッドはなんか聴いたことがあるけど使えない」、「色々やったけど、何が基礎かが分からない。」ということを言います。こうした基礎がないということで俳優は不安で悩み続けます。
このベーシッククラスのテーマは「演技の使える基礎作り:理論から実践」です。演技の土台を求める俳優のために、演技に必要な基礎、その応用方法、実践まで学びます。またできるだけ偏った知識や経験にならないように、演技に必要な力を総合的に学べるカリキュラムを作りました。
▼定員
7名
▼日時
全4回 4/2・9・16・23 15:00~19:00
▼場所
K‘Sスタジオ新館
〒166‐0003
東京都杉並区高円寺南1-6-3
ISOビル4階
https://koenjiksstudio.wixsite.com/mysite/blank
▼料金
15000円(場所代込)
▼申し込み方法
HPの「APPLICATION」より申し込みください
詳細はこちらから
役者がメンテナンスでき、新しい知識やインスピレーションを得られるワンデイワークショップ。
今回のテーマは「衝動と抵抗」です。演技的にいえば、行動(願望を立ってするために行うこと)と障害(行動を妨げるもの)ということになると思います。しかしより身体的にアプローチをするために身体感覚に近い言葉を選びました。衝動で何か活動しようとして、外的または内的な抵抗がかかることで、衝突が生まれます。これを乗り越えるために普段より大きな力を得ようとします。これは必ずしもフィジカルな力だけでなく、心理的な力もあります。普段では見られないような力を演技に応用していきます。
このワークショップではキャラクターの内面に起こる葛藤を身体を使い探っていきます。今回のテキストはダイアローグを用いて、このテクニックで他の役者とどのように交流するか試してみます。
▼内容
・身体からあふれる衝動に気づき、それに従い動いてみる。
・役の願望を動き(ジェスチャー)で表してみる。
・声と身体と動きの調和を目指す。
・外的な抵抗を感じ、感情に変換する。
・形作る動き(モールディング)を探求。
▼使用テキスト
テネシーウィリアムズを予定しておりますが参加者の状況で変更します。
※参加者の状況により変更があります。
■対象者
18歳以上の心身が健康な俳優
■受講料
3000円
■日時
4月13日(木) 13:30~16:30
※30分前に開錠します。
■場所
K‘Sスタジオ新館
〒166‐0003
東京都杉並区高円寺南1-6-3
ISOビル4階
https://koenjiksstudio.wixsite.com/mysite/blank
▼申込方法
HPの「APPLICATION」より申込できます。
「即興は想像性につながるカギである。ある意味、全ての芸術は即興である。」スティーヴン・ナハマノヴィッチ
一瞬のひらめきや反応から生まれる表現はとてもクリエイティブで個性的です。今、まさに目の前で起きる即興的な表現に観客は感動し、やっている本人でさえも自分のパフォーマンスに驚きさえします。
スタニスラフスキーシステム、チェーホフテクニック、マイズナーテクニックなどの演技トレーニングの目的には、「今、ここで」の表現を生み出すための即興力の向上もその中に入ってきます。また即興(インプロゼーション)は、キース・ジョンストンやヴァイオラ・スポーリンにより体系的な考え方やトレーニングが作られ、一つのジャンルの表現となり、多くの人に学ばれるようになりました。
今回のWSの目的は、➀「即興の理解と体験」、➁「表現者の即興力の向上」、③「即興を台本芝居へ応用させる」、④「インプロショーとして観客の前でパフォーマンス」まで行います。
このWSはマイケルチェーホフ東京とインプロ企画asobibaとの共同で行われます。講師はインプロ企画asobiba代表の小島 啓寿(ひろきゅん)です。彼は即興パフォーマーとして活躍されまた俳優としも台本のお芝居に数多く出演されています。マイケルチェーホフテクニックは即興が基本であるのでとても親和性の高いWSとなります。
■使用テキスト
アントンチェーホフ著「熊」
■対象者
・俳優、インプロヴァイザー、ダンサーなど身体表現者をされている方。
・社会人・学生でさらに技術を伸ばそうと思っている方。
・心身が健康な方。体を大きく動かすことに支障がない方。
■日時
3月19日10:00~16:00
3月20日18:00~22:00
3月21日11:00~17:00
※3月21日18時よりミニインプロショー(カンパ制)を行います。
■開催場所
トシプロスタジオ
杉並区上荻2-21-25アズマビルB1F(JR荻窪駅徒歩8分)
■受講料
15000円
※3月19日のみ6000円
※3月20日のみ3000円
■申込
HPの「APPLICATION」より申し込みができます。
詳細はこちら
マイケルチェーホフ東京は俳優たちが定期的に演技について学べ、心身をメンテナスでき、インスピレーションを獲得できる場所を提供します。
マイケルチェーホフ演技テクニックは。身体をダイナミックに使うことで内面を呼び起こし、想像力でキャラクターを見つけ、創造性を使うことでオリジナリティのある演技を見つけていきます。
レッスンは定期的にテーマが変わります。ご自分の興味のあったテーマのレッスンに参加されても構いません。また週2日同じテーマのレッスン(アプローチはメンバーによって変えます。)を行うので、ご自分に状況に合わせて一日のみ、または両方受講していただくことも可能です。
■レッスンの内容■
▽11月テーマ『サイコフィジカルトレーニング(心と身体を調和させるトレーニング)』
俳優は「心身の完全なる調和を得なければならない。」とマイケルチェーホフは言います。俳優に求められる体は、アスリートのようにフィジカルトレーニングを中心にするだけでなく、またマインドフルネスやスピリチュアルのように心や内面に重きを置くだけでもなく、常に「身体を心のように扱い、心を身体のように扱う。」ように双方向からの理解が必要になります。
マイケルチェーホフテクニックの基礎は、その心身の調和を促し、心と身体の相互作用を理解する「サイコフィジカル」になります。
=使用テクニック=
楽な感覚・形の感覚・美の感覚・全の感覚、インナーボディ・アウターボディ、アーティスティックエゴ(芸術的な自我)、集中力、拡張&縮小
▽12月テーマ『イメージと身体との融合』
演技は途方もない想像力が必要となります。演技に必要なイメージを見つけること、そしてそれを身体とつなげ演技に使えるようになるには経験と修練が必要とされます。しかしマイケルチェーホフは、イメージと身体との融合のために必要な過程を見出し、演技でより劇的な変化をもたらすような道筋を見つけました。
=使用テクニック=
センター、インナーボディ・アウターボディ、地水火風、クオリティ
※1月以降のテーマは改めてお知らせします。
【対象者】
・俳優、もしくは俳優を志す方
【定員】
6名
※参加申し込みが必要です
【日時】
・毎週土曜日18:15~20:45(スタジオ)
【場所】
下記の二か所でレッスンを定期的に行います。
しかし状況により場所を変更する場合があります。
▼スタジオピアーチェ 四ツ谷ピッコロ店
JR四ツ谷駅四ツ谷口/丸の内線四谷三丁目駅4番出口徒歩5分
東京都新宿区四谷三栄町27-1 永田ビルB1F
▼高円寺K'sスタジオ新館
東京メトロ丸ノ内線東高円寺駅 徒歩3分
東京都杉並区高円寺南1-6-3ISOビル4階
【料金】
▼スタンプカード4回分 9500円
・スタンプ一回でいつでも受講できます。
・現場や稽古などで不定期でお休みが入る方向け
▼単発レッスン 2500円
・レッスンを一回分受講できます。
・レッスンの進行状況によって参加できない場合があります。
▼トライアルレッスン1000円
・マイケルチェーホフ演技テクニックを経験したことがない人が受けることができます。
・レッスンの進行状況によって参加できない場合があります。
・トライアルレッスン受講希望の方は申込欄にその旨をお書きください。
【申し込み】
HPの「APPLICATION」よりお申込みください