このクラスではマイケルチェーホフ著“On the Technique of Acting”「演技術について(訳者訳)」を読んで、皆でディスカッションを通して理解を深めていきます。
マイケルチェーホフの著作で、すでに和訳されている「To the Actor/演技者へ」は、出版された当時のアメリカの俳優に受け入れられるように編集され、幾つか章は削除されています。
このクラスで使用するマイケルチェーホフ著“On the Technique of Acting”「演技術について(筆者訳)」は、「演技者へ」には書かれていないことも含まれ、チェーホフの考えをより知ることができる書籍になります。
今回のリーディングクラスではこの第八章「芝居の構成」を扱います。すべての芸術作品には、全体を構成する要素(三部構成(初め・中・終り)、テンポなど)があります。こうした要素を理解した上で、作品に向き合うとストーリーの流れや見せ方がはっきりしてきます。俳優は、ただプレイヤーとして作品をとらえるのではなく、俯瞰的に芝居全体の流れや要素を捉えることで、演出家や劇作家の意図がよりよく理解でき同じ方向を見て作品制作ができます。
▼第八章で扱う項目
・芸術的な枠組み(Artistic Frame)
・「間」について
・クレッシェンド(次第に強く)とデミュニエンド(次第に弱く)
・テンポ
▼クラスの流れ
・自分が気になったことや疑問のシェアとそれについてのディスカッション
・章に書かれているエクササイズを行う
・感想や問いについてのシェアとディスカッション
▼こんな方におすすめ
・チェーホフテクニックを深く学びたい方
・様々な演技メソッドに興味のある方
・自分のやっていることを明確にしたい
【使用テキスト】
受講生の方に翻訳した第8章「芝居の構成」をお送りします。
※原書(英語)に興味がある方は下記から購入が可能です。
▼受講料
2000円
※銀行振り込みでお願いします。
▼日時
11月10日/11月17日10:00~11:30
▼申込方法
HPの「APPLICATION」より申し込みください。