【大阪開催】

全四回:マイケルチェーホフ演技テクニックレッスン

「自分の創造性を引き出す」

 

 

 こちらは9月17・18・19日で、一心寺シアター俱楽にて行われるワークショップに先立って行われるレッスン企画です。2019年よりマイケルチェーホフ東京は一心寺シアター俱楽ワークショッププログラムCOMPASSと協力してワークショップを行ってまいりました。このレッスンでは今まで行ったことを復習しつつ、9月のWSで学ぶための準備をしてまいります。

 今までマイケルチェーホフテクニックを受けたことがない方、9月のWSに参加できない方でも受講できます。また単発や4回通しでも受講できます。

 

■主催/協力

主催:マイケルチェーホフ東京

協力:一心寺シアター俱楽ワークショッププログラムCOMPASS 

 

■レッスンの概要■

全4回のレッスンです。全て受講していただいた方が、チェーホフテクニック理解が深まりますが、各レッスンは一回完結で行いますので、単発での参加可能です。また各回テーマがありますのでご確認ください。

 

【8月19日:サイコフィジカルトレーニング「心と身体をつなげる」】

演技に求められる体は、スポーツのように身体的に発達しているだけでなく、また瞑想によって鍛えられた心理面だけでもない、フィジカルな身体と心の両方が調和された体です。内的なことは身体的に表現され、外的なことは感情や思考に影響があります。こうした考えは演技の基本であり、様々なテクニックへ応用できます。このレッスンでは、心と身体をつなげる「サイコフィジカルトレーニング」に焦点をあてます。

 

【8月26日:イメージと身体の融合「想像力を使って演技を見つける」】

想像力は演技において最大の武器です。役者は想像力を使い台本からアクティブに個性あふれた世界やキャラクターを作りだします。また役者は生み出したイメージと体と融合させ、表現しなければなりません。このレッスンでは、イメージと身体がどのように融合し、また表現するのかを学んでまいります。

 

【9月 2日:サイコロジカルジェスチャー「体の動きから役の内面を見つける」】

 このサイコロジカルジェスチャーは最も有名なチェーホフテクニックの一つです。方向づけられたダイナミックな身体的な動きを行うことで、人の内面の感情や思考を呼び起こすものです。役のための明確な目的や行動をよりダイレクトに感じることができます。このテクニックは効果的で、様々な実践で使うことができます。

 

【9月16日:アトモスフェア「舞台上の雰囲気を操る」】

 人は雰囲気から常に影響を受けます。場所、時間、出来事などには常に特有の空気感があり、それにより人は行動、所作、振る舞い、言葉などに影響をうけます。台本のキャラクターも、その役の状況に常に影響を受けて、こうした雰囲気を理解しないことには、役はその世界と実はつながることができません。またこの雰囲気により観客は舞台に引き寄せられるのです。

 

≪ワークショップで学ぶこと≫

・サイコフィジカルトレーニング(心と身体を使ったトレーニング)

 演技の基本は、心と身体が調和させることです。心と身体は表裏一体で、心が動けば、仕草や表情や声のトーンなどが変化します。逆に体を動かすと、自然と内面が動きます。こうして常に心身は両輪のタイヤのように影響し合うのです。

 

・エナジーボディ

 エネルギーは東洋では「氣」と呼ばれます。とても漠然としたコンセプトのように感じますが、人はこうしたエネルギーの流れにとても敏感です。「気が滅入る」、「気が合う」、「気をそらす」、「気が立つ」などのすべての慣用句は馴染みがあり実感が伴います。意識している、していないに関わらずエネルギーは日常の生活に溶け込んでいるのです。

 このエナジーボディは、エネルギーをより分かり易く演技に応用させた考え方になります。

 

・想像力(イマジネーション)

 演技の80%は想像力で成り立っているといわれます。想像力により俳優は、何もない空間に新たな世界を創り、台本から役を見つけ、ストーリーを紡ぎます。

 

・渡す&受け取る(giving & receiving)

 演技をする際、常に対象者又は対象物があります。そこにはエネルギーや思いといったものを渡すだけでなく、相手からも受け取ります。その二者間で起こることを観客は楽しみます。

 

・楽な感覚(フィーリングオブイーズ)

 いかに緊張を扱うかはどの俳優にとっても悩みの種です。緊張しすぎると感情表現や思考の妨げになり、力を抜きすぎてエネルギーがなくしては相手や観客に何も伝えられません。俳優はパフォーマンスに必要な緊張だけを作りだす必要があります。これを楽な感覚と言います。

 

・形に対する感覚(フィーリングオブフォーム)

 芸術は自由を大切にしますが、一方で演技は「形」から逃れられません。台本、スペース、身体、動き、セリフなどすべては決まっていますし制限があります。楽な感覚で見つけた、自由を俳優は形に昇華させなけれななりません。

けれど形は武器でもあります。制限されると人はより自由を感じます。俳優はこうした「形に対しての感覚」を養うのです。 

 

・心理的動作(サイコロジカルジェスチャー)

 これはマイケルチェーホフが作ったテクニックの一つです。俳優はある大きな動きをすることで演技に必要な「目的」・「行動」や感情などを呼び起こすことができるのです。

 

・アトモスフェア

 「雰囲気」や「空気感」と訳されます。人は雰囲気に知ってか知らずか常に影響を受けています。時間や場所、例えば神社、学校、クリスマス、事故現場など全て雰囲気をもち、私たちの動きや心理に影響を及ぼします。こうした考えを使うことで、演技をしているときに独りよがりにならず、空間やストーリーとつながりを持つことができます。

 

▼マイケルチェーホフとは

マイケルチェーホフ(1891~1955)は作家アントン・チェーホフの甥であり、20世紀の偉大な役者の一人である。近代演技術の父であるK.スタニスラフスキーの一番弟子で、チェーホフを「最も素晴らしい俳優である。」と評している。モスクワ芸術座の看板役者として名声を得て、第二モスクワ芸術座では演出家としても活躍した。しかしロシア革命により亡命を余儀なくされた。亡命後はヨーロッパ諸国を回り、短い期間であるがイギリスでスタジオを設立する。後年はアメリカに移り、ハリウッドでスタジオを開き多くのプロの俳優を育成した。チェーホフの直接の指導を受けた俳優として、マリリン・モンロー、ユル・ブリンナー、クリント・イーストウッド、マラ・パワーズ、ゲイリー・クーパーなどがいる。またマイケルチェーホフテクニックを学んだ俳優としてはジャック・ニコルソンやアンソニー・ホプキンズなどがいる。

 

▼マイケルチェーホフテクニック

マイケルチェーホフは、役者の創作現場をつぶさに観察することで、心と体のつながりを研究し続けた。彼のテクニックはこの「サイコフィジカル(心と身体)」を土台とし、動きを通して役に必要な感情を呼び起こしたり、演技を行う上での必要な要素を見つけたりする。その例としては、チェーホフテクニックで最も有名な「サイコロジカルジェスチャー(心理的動作)」である。全身を使った動きを使った、ジェスチャー(動作)を行うことで、役の行動や目的を見つけ、また身体化させ演技につなげる

役作りにおいて、自らの過去やトラウマではなく、想像力を使い役そのもの存在を見つけ、その役に変身していく。イマジナリィセンター(創造的核)やイマジナリィボディ(創造的身体)などのテクニックでこうした役作り方法を学ぶことができる。

 そのテクニックはチェーホフの直接の教え子であるジョアンナ・マーリン、マラ

・パワーズ、グレゴリー・ペック達によって広められる。現在ではアメリカのマイケルチェーホフ協会(MICHA)はチェーホフテクニックを広める本拠地であり、マイケルチェーホフヨーロッパ(MCE)はヨーロッパを中心に広がり、世界中の学校やスタジオなどで学ばれ、プロの俳優などにも使われている。近年では韓国、台湾、シンガポール、中国などのアジア圏の学校やスタジオでも取り入れられている。

日本ではチェーホフの代表的な著作"TO THE ACTOR"は、日本語に翻訳されているが誤解も多く、また体系立ててマイケルチェーホフについて学べる場所は日本ではまだ少ない。

 

【講師紹介】

◇秋江 智文

演技講師・演出家・俳優

マイケル・チェーホフスタジオ東京代表

21歳のときマイケルチェーホフ著『To the Actor』を読み、強く感銘を受けたことをきっかけに25歳のとき渡英。英国アルテミス・スピーチ&ドラマスクールで、チェーホフテクニックのサラ・ケーン(Sarah Kane)および、校長のクリストファー・ガービー(Christopher Garvey)に師事し、チェーホフテクニックやCreative Speechを学ぶ。またマイケルチェーホフスタジオロンドン(Michael Chekhov Studio London)の校長

を務めるグラハム・ディクソン(Graham Dixson)に師事。帰国後ドイツ、ギリシャ、台湾などで学び続ける。マイケルチェーホフヨーロッパ(MCE)の講師養成プログラムの一員として、現在ではウルリッヒマイヤーホーシュ(Ulrich Meyer-Horsch)を師として、日本でマイケルチェーホフテクニックを専門に基礎から応用まで体系立てて教えている。また多くの芸能事務所や演技学校でも教え、俳優のプライベートレッスンなども数多く行っている。

 

▼こんな人におすすめです。

・舞台上で考えすぎてしまう人

・心身がいつもバラバラになってしまう人

・自分の殻が破れない人

・身体や想像力をつかった自由なアプローチを知りたい人

・本格的な学びへの一歩が踏み出せない人

・安心した空間でワークを望まれる人

 

【対象者】

俳優又は俳優になろうとしている方

 

【受講料】

単発受講4000円

4回受講15000円

※どのレッスンから受講しても大丈夫です。

※単発受講OKです。

 

【定員】

8名(最低実行人数2名)

 

【日時】

8月19、26日/9月2、16日13:00~17:00 

※途中休憩あり

 

【場所】

一心寺シアター俱楽 南会所

https://seiryu-theater.jp/wp-content/uploads/2016/11/map_minamikaisho.pdf

 

【申し込み】

HPのAPPLICATIONからお申し込みください

 

 

Michael Chekhov Studio Tokyo

マイケルチェーホフスタジオ東京 

 

【代表 】

秋江智文

 

【問い合わせ】

michael_chekhov_tokyo@yahoo.co.jp