大阪開催:マイケルチェーホフ演技テクニックWS

役作り:想像力で構築するキャラクター

主催:マイケルチェーホフ東京 協力:一心寺シアター俱楽ワークショッププログラムCOMPASS

 

 

 「変身:それは、意識、無意識に関わらず俳優が望むもの」マイケルチェーホフ

 

 今回のWSでは、「役作り」をテーマに行います。俳優であったマイケルチェーホフのキャラクターへの変貌ぶりは常軌を逸するほどでした。彼の役作りのテクニックは、多くの現代の俳優にも伝わり、ジョニー・ディップやアンソニー・ホプキンズなどもチェーホフテクニックを学びました。

 キャラクターの「役作り」をするとき、役を引き寄せ自分と同じ部分を表現するのか、役に近寄り自分とは違うところを表現するのかで、大きくアプローチが異なります。

 チェーホフテクニックでは、まず自分と役とは違うという理解から始まります。

 

■ワークショップの概要■

 〇1日目:テーマ「役者の体の探求」

 ・心と身体をつなげるサイコフィジカルトレーニング。

 ・イメージと身体をつなげる。

 ・呼吸と身体をつなげる

 

 〇2日目:テーマ「役へのアプローチ」

 ・想像的身体(イマジナリィボディ)

 ・原型(アーキタイプ)

 

 ○3日目:テーマ「舞台での表現」

 ・想像的核(イマジナリィセンター)

 ・舞台上でシェアする

 

≪ワークショップで学ぶこと≫

・サイコフィジカルトレーニング(心と身体を使ったトレーニング)

 演技の基本は、心と身体が調和させることです。心と身体は表裏一体で、心が動けば、仕草や表情や声のトーンなどが変化します。逆に体を動かすと、自然と内面が動きます。こうして常に心身は両輪のタイヤのように影響し合うのです。

 

・エナジーボディ

 エネルギーは東洋では「氣」と呼ばれます。とても漠然としたコンセプトのように感じますが、人はこうしたエネルギーの流れにとても敏感です。「気が滅入る」、「気が合う」、「気をそらす」、「気が立つ」などのすべての慣用句は馴染みがあり実感が伴います。意識している、していないに関わらずエネルギーは日常の生活に溶け込んでいるのです。

 このエナジーボディは、エネルギーをより分かり易く演技に応用させた考え方になります。

 

・想像力(イマジネーション)

 演技の80%は想像力で成り立っているといわれます。想像力により俳優は、何もない空間に新たな世界を創り、台本から役を見つけ、ストーリーを紡ぎます。

 

・原型(アーキタイプ)

 ユングの考え方のように、人の無意識には世代、国籍、人種、性別を超えた人のタイプがある。例えば100人の母親を見たときに、一人一人は全く違うけれど、全員に共通する母親の像がある。ある人は根っからのコメディアンだと言われ、またある人は元来からの商売人だと言われる。こうした原型は私たちの性格、行動、嗜好にまで影響する。この原型の考えを役に応用して使っていく。

 

・想像的身体(イマジナリィボディ)

 キャラクターの容姿、体形、服装などはそのキャラクターの性格を表す。その創造したキャラクターの姿を身に着けることで、役者は役の内面を理解でき、そしてまた身体的にもその役の独特な性格を表現できる。

 

・想像的核(イマジナリィセンター)

 キャラクターには、動きの衝動となるセンターが存在する。例えば知的な人が頭にセンターがあったり、感情的な人が胸にセンターがあったりする。

 

▼マイケルチェーホフとは

マイケルチェーホフ(18911955)は作家アントン・チェーホフの甥であり、20世紀の偉大な役者の一人である。近代演技術の父であるK.スタニスラフスキーの一番弟子で、チェーホフを「最も素晴らしい俳優である。」と評している。モスクワ芸術座の看板役者として名声を得て、第二モスクワ芸術座では演出家としても活躍した。しかしロシア革命により亡命を余儀なくされた。亡命後はヨーロッパ諸国を回り、短い期間であるがイギリスでスタジオを設立する。後年はアメリカに移り、ハリウッドでスタジオを開き多くのプロの俳優を育成した。チェーホフの直接の指導を受けた俳優として、マリリン・モンロー、ユル・ブリンナー、クリント・イーストウッド、マラ・パワーズ、ゲイリー・クーパーなどがいる。またマイケルチェーホフテクニックを学んだ俳優としてはジャック・ニコルソンやアンソニー・ホプキンズなどがいる。

 

▼マイケルチェーホフテクニック

マイケルチェーホフは、役者の創作現場をつぶさに観察することで、心と体のつながりを研究し続けた。彼のテクニックはこの「サイコフィジカル(心と身体)」を土台とし、動きを通して役に必要な感情を呼び起こしたり、演技を行う上での必要な要素を見つけたりする。その例としては、チェーホフテクニックで最も有名な「サイコロジカルジェスチャー(心理的動作)」である。全身を使った動きを使った、ジェスチャー(動作)を行うことで、役の行動や目的を見つけ、また身体化させ演技につなげる

役作りにおいて、自らの過去やトラウマではなく、想像力を使い役そのもの存在を見つけ、その役に変身していく。イマジナリィセンター(創造的核)やイマジナリィボディ(創造的身体)などのテクニックでこうした役作り方法を学ぶことができる。

 そのテクニックはチェーホフの直接の教え子であるジョアンナ・マーリン、マラ

・パワーズ、グレゴリー・ペック達によって広められる。現在ではアメリカのマイケルチェーホフ協会(MICHA)はチェーホフテクニックを広める本拠地であり、マイケルチェーホフヨーロッパ(MCE)はヨーロッパを中心に広がり、世界中の学校やスタジオなどで学ばれ、プロの俳優などにも使われている。近年では韓国、台湾、シンガポール、中国などのアジア圏の学校やスタジオでも取り入れられている。

日本ではチェーホフの代表的な著作"TO THE ACTOR"は、日本語に翻訳されているが誤解も多く、また体系立ててマイケルチェーホフについて学べる場所は日本ではまだ少ない。

 

【講師紹介】

◇秋江 智文

演技講師・演出家・俳優

マイケル・チェーホフスタジオ東京代表

21歳のときマイケルチェーホフ著『To the Actor』を読み、強く感銘を受けたことをきっかけに25歳のとき渡英。英国アルテミス・スピーチ&ドラマスクールで、チェーホフテクニックのサラ・ケーン(Sarah Kane)および、校長のクリストファー・ガービー(Christopher Garvey)に師事し、チェーホフテクニックやCreative Speechを学ぶ。またマイケルチェーホフスタジオロンドン(Michael Chekhov Studio London)の校長

を務めるグラハム・ディクソン(Graham Dixson)に師事。帰国後ドイツ、ギリシャ、台湾などで学び続ける。マイケルチェーホフヨーロッパ(MCE)の講師養成プログラムの一員として、現在ではウルリッヒマイヤーホーシュ(Ulrich Meyer-Horsch)を師として、日本でマイケルチェーホフテクニックを専門に基礎から応用まで体系立てて教えている。また多くの芸能事務所や演技学校でも教え、俳優のプライベートレッスンなども数多く行っている。

 

▼こんな人におすすめです。

・舞台上で考えすぎてしまう人

・心身がいつもバラバラになってしまう人

・自分の殻が破れない人

・身体や想像力をつかった自由なアプローチを知りたい人

・本格的な学びへの一歩が踏み出せない人

・安心した空間でワークを望まれる人

 

【対象者】

俳優の方

 

【受講料】

17日のみ    6000

1718    10000

3日間通し   15000

 

【定員】

12

 

【日時】

917181911:0017:00

※途中休憩あり

 

【場所】

一心寺シアター俱楽

http://isshinji.net/kura/top.html

 

【申し込み】

HPAPPLICATIONからお申し込みください

https://www.michael-chekhov-tokyo.com/

 

 

【コロナ感染対策について】
・受付で検温をいたします。
・定期的に換気を実施します。
・上演につきましては、感染防止に細心の注意を払いながら運営をする予定でございます。
・会場内各所に消毒用アルコールを設置致します。
・講師もマスク着用・アルコール消毒を行って参ります。
・受講生には風邪・ウイルス感染の自覚症状がない方もマスク着用での受講をよろしくお願いいたします
・熱や咳といった症状がある場合は無理をなさらずでよろしくお願いいたします。
・今回のレッスンのテキストはダイアローグ(対話)を使用します。注意して運営しますが、どうしても抵抗がある方はご遠慮ください

 

【ハラスメント防止対策ポリシー】
・参加して下さる俳優皆さんがワークショップに安心して参加出来る環境作りに努めて参ります。
参加者の個性を尊重し、立場を利用した、暴言や威圧的な態度、言葉や言動、セクハラなど致しません。また、トレーナーと受講者が2人きりになることはありません。

・演技レッスンという性格上、俳優同士の身体接触はありますが、俳優の自由意志であり、お互いの合意の場合のみで行われます。講師が指導の一環で俳優の身体に接触する場合がございますが、この場合も参加俳優の自由意志(拒否する権利があります)で行います。

 

 

 

Michael Chekhov Studio Tokyo

マイケルチェーホフスタジオ東京 

 

【代表 】

秋江智文

 

【問い合わせ】

michael_chekhov_tokyo@yahoo.co.jp