【大阪開催】

マイケルチェーホフ演技テクニックWS

自分の内の創造性を引き出す

 8月・9月に行われたWSの好評の声を受けて10月に3回のみレッスンを行います。

 2019年よりマイケルチェーホフ東京は一心寺シアター俱楽ワークショッププログラムCOMPASSと協力してワークショップを行ってまいりました。今回のレッスンでは新しい方でも学べるようにテクニックを紹介しつつ、継続的な学びの場となるように経験者でもメンテナンスや普段とは違う演技のアプローチを学べるようにしていきます。

 3回通しで単発でも受講できます。

 

■レッスンの概要■

全3回のレッスンです。全て受講していただいた方が、チェーホフテクニック理解が深まりますが、各レッスンは一回完結で行いますので、単発での参加可能です。また各回テーマがありますのでご確認ください。

 

【10月13日18:30~21:30 :心身をつながげ、自由に使うサイコフィジカルトレーニング】

演技に求められる体は、スポーツのように身体的に発達しているだけでなく、また瞑想によって鍛えられた心理面だけでもない、フィジカルな身体と心の両方が調和された体です。内的なことは身体的に表現され、外的なことは感情や思考に影響があります。こうした考えは演技の基本であり、様々なテクニックへ応用できます。このレッスンでは、心と身体をつなげる「サイコフィジカルトレーニング」に焦点をあてます。

 

【10月14日13:30~16:30:サイコロジカルジェスチャー「体の動きから役の内面を見つける」】

 このサイコロジカルジェスチャーは最も有名なチェーホフテクニックの一つです。方向づけられたダイナミックな身体的な動きを行うことで、人の内面の感情や思考を呼び起こすものです。役のための明確な目的や行動をよりダイレクトに感じることができます。このテクニックは効果的で、様々な実践で使うことができます。

 

【10月20日18:30~21:30:役作り「創造で構築するキャラクター」】

 このテーマは、9月のWSのテーマでしたが、まだ使える役を見つけるツールがあります。「イマジナリィセンター(想像的な核)」は、役のぶれない核を見つけるうえでとても有効な手法です。また「アーキタイプ(原型)」は、ユングの心理学でも出てくる考え方で、人を類型パターンとして捉えたもので、役作りベースをする上でもとても効率的で、ダイナミックな考え方です。

 役作りを深く学んで行きます。

 

≪ワークショップで学ぶこと≫

・サイコフィジカルトレーニング(心と身体を使ったトレーニング)

 演技の基本は、心と身体が調和させることです。心と身体は表裏一体で、心が動けば、仕草や表情や声のトーンなどが変化します。逆に体を動かすと、自然と内面が動きます。こうして常に心身は両輪のタイヤのように影響し合うのです。

 

・エナジーボディ

 エネルギーは東洋では「氣」と呼ばれます。とても漠然としたコンセプトのように感じますが、人はこうしたエネルギーの流れにとても敏感です。「気が滅入る」、「気が合う」、「気をそらす」、「気が立つ」などのすべての慣用句は馴染みがあり実感が伴います。意識している、していないに関わらずエネルギーは日常の生活に溶け込んでいるのです。

 このエナジーボディは、エネルギーをより分かり易く演技に応用させた考え方になります。

 

・想像力(イマジネーション)

 演技の80%は想像力で成り立っているといわれます。想像力により俳優は、何もない空間に新たな世界を創り、台本から役を見つけ、ストーリーを紡ぎます。

 

・渡す&受け取る(giving & receiving)

 演技をする際、常に対象者又は対象物があります。そこにはエネルギーや思いといったものを渡すだけでなく、相手からも受け取ります。その二者間で起こることを観客は楽しみます。

 

・楽な感覚(フィーリングオブイーズ)

 いかに緊張を扱うかはどの俳優にとっても悩みの種です。緊張しすぎると感情表現や思考の妨げになり、力を抜きすぎてエネルギーがなくしては相手や観客に何も伝えられません。俳優はパフォーマンスに必要な緊張だけを作りだす必要があります。これを楽な感覚と言います。

 

・形に対する感覚(フィーリングオブフォーム)

 芸術は自由を大切にしますが、一方で演技は「形」から逃れられません。台本、スペース、身体、動き、セリフなどすべては決まっていますし制限があります。楽な感覚で見つけた、自由を俳優は形に昇華させなけれななりません。

けれど形は武器でもあります。制限されると人はより自由を感じます。俳優はこうした「形に対しての感覚」を養うのです。

 

・心理的動作(サイコロジカルジェスチャー)

 これはマイケルチェーホフが作ったテクニックの一つです。俳優はある大きな動きをすることで演技に必要な「目的」・「行動」や感情などを呼び起こすことができるのです。

 

・クオリティ(質)

 俳優の仕事は、行動、目的にあたる「何を(what)」をするのかだけでなく、それを「どのように(how)」になります。コーヒー

を飲むという動作をどのように行うのか、喜んで?動揺して?怒って?など様々なhowがあるはずです。

 クオリティは身体や内面の質を作り表現に導きます。

 

▼マイケルチェーホフとは

マイケルチェーホフ(1891~1955)は作家アントン・チェーホフの甥であり、20世紀の偉大な役者の一人である。近代演技術の父であるK.スタニスラフスキーの一番弟子で、チェーホフを「最も素晴らしい俳優である。」と評している。モスクワ芸術座の看板役者として名声を得て、第二モスクワ芸術座では演出家としても活躍した。しかしロシア革命により亡命を余儀なくされた。亡命後はヨーロッパ諸国を回り、短い期間であるがイギリスでスタジオを設立する。後年はアメリカに移り、ハリウッドでスタジオを開き多くのプロの俳優を育成した。チェーホフの直接の指導を受けた俳優として、マリリン・モンロー、ユル・ブリンナー、クリント・イーストウッド、マラ・パワーズ、ゲイリー・クーパーなどがいる。またマイケルチェーホフテクニックを学んだ俳優としてはジャック・ニコルソンやアンソニー・ホプキンズなどがいる。

 

▼マイケルチェーホフテクニック

マイケルチェーホフは、役者の創作現場をつぶさに観察することで、心と体のつながりを研究し続けた。彼のテクニックはこの「サイコフィジカル(心と身体)」を土台とし、動きを通して役に必要な感情を呼び起こしたり、演技を行う上での必要な要素を見つけたりする。その例としては、チェーホフテクニックで最も有名な「サイコロジカルジェスチャー(心理的動作)」である。全身を使った動きを使った、ジェスチャー(動作)を行うことで、役の行動や目的を見つけ、また身体化させ演技につなげる役作りにおいて、自らの過去やトラウマではなく、想像力を使い役そのもの存在を見つけ、その役に変身していく。イマジナリィセンター(創造的核)やイマジナリィボディ(創造的身体)などのテクニックでこうした役作り方法を学ぶことができる。

 そのテクニックはチェーホフの直接の教え子であるジョアンナ・マーリン、マラ・パワーズ、グレゴリー・ペック達によって広められる。現在ではアメリカのマイケルチェーホフ協会(MICHA)はチェーホフテクニックを広める本拠地であり、マイケルチェーホフヨーロッパ(MCE)はヨーロッパを中心に広がり、世界中の学校やスタジオなどで学ばれ、プロの俳優などにも使われている。近年では韓国、台湾、シンガポール、中国などのアジア圏の学校やスタジオでも取り入れられている。

日本ではチェーホフの代表的な著作"TO THE ACTOR"は、日本語に翻訳されているが誤解も多く、また体系立ててマイケルチェーホフについて学べる場所は日本ではまだ少ない。

 

 

【講師紹介】

◇秋江 智文

 

演技講師・演出家・俳優

マイケル・チェーホフスタジオ東京代表

 

21歳のときマイケルチェーホフ著『To the Actor』を読み、強く感銘を受けたことをきっかけに25歳のとき渡英。英国アルテミス・スピーチ&ドラマスクールで、チェーホフテクニックのサラ・ケーン(Sarah Kane)および、校長のクリストファー・ガービー(Christopher Garvey)に師事し、チェーホフテクニックやCreative Speechを学ぶ。またマイケルチェーホフスタジオロンドン(Michael Chekhov Studio London)の校長を務めるグラハム・ディクソン(Graham Dixson)に師事。帰国後ドイツ、ギリシャ、台湾などで学び続ける。マイケルチェーホフヨーロッパ(MCE)の講師養成プログラムの一員として、現在ではウルリッヒマイヤーホーシュ(Ulrich Meyer-Horsch)を師として、日本でマイケルチェーホフテクニックを専門に基礎から応用まで体系立てて教えている。また多くの芸能事務所や演技学校でも教え、俳優のプライベートレッスンなども数多く行っている。

 

▼こんな人におすすめです。

・舞台上で考えすぎてしまう人

・心身がいつもバラバラになってしまう人

・自分の殻が破れない人

・身体や想像力をつかった自由なアプローチを知りたい人

・本格的な学びへの一歩が踏み出せない人

・安心した空間でワークを望まれる人

 

【対象者】

俳優又は俳優になろうとしている方

 

【受講料】

単発受講 3000円

3回受講 9000円

※どのレッスンから受講しても大丈夫です。

※単発受講OKです。

 

【定員】

8名(最低実行人数2名)

 

【日時】

10月13・20日18:15~21:45 / 10月14日13:15~15:45

※途中休憩あり

 

【場所】

一心寺 南会所

https://seiryu-theater.jp/.../2016/11/map_minamikaisho.pdf

 

【申し込み】

HPのAPPLICATIONからお申し込みください

 

【コロナ感染対策について】

■受付で検温をいたします。

■定期的に換気を実施します。

■上演につきましては、感染防止に細心の注意を払いながら運営をする予定でございます。

■会場内各所に消毒用アルコールを設置致します。

■講師もマスク着用・アルコール消毒を行って参ります。

■受講生には風邪・ウイルス感染の自覚症状がない方もマスク着用での受講をよろしくお願いいたします

■熱や咳といった症状がある場合は無理をなさらずでよろしくお願いいたします。

■今回のレッスンのテキストはダイアローグ(対話)を使用します。注意して運営しますが、どうしても抵抗がある方はご遠慮ください

 

【ハラスメント防止対策ポリシー】

○参加して下さる俳優皆さんがワークショップに安心して参加出来る環境作りに努めて参ります。

○ 参加者の個性を尊重し、立場を利用した、暴言や威圧的な態度、言葉や言動、セクハラなど致しません。また、トレーナーと受講者が2人きりになることはありません。

○演技レッスンという性格上、俳優同士の身体接触はありますが、俳優の自由意志であり、お互いの合意の場合のみで行われます。コーチが指導の一環で俳優の身体に接触する場合がございますが、この場合も参加俳優の自由意志(拒否する権利があります)で行います。また、プライベートゾーンに触れることはありません。

 

Michael Chekhov  Tokyo

マイケルチェーホフ東京 

 

【代表 】

秋江智文

 

【問い合わせ】

michael_chekhov_tokyo@yahoo.co.jp