マイケル・チェーホフ演技テクニックWS・対談

WS「マイケル・チェーホフテクニック」

対談「演技にメソッドなんているのか?」

 

主催:マイケル・チェーホフスタジオ東京

協力:一心寺シアター倶楽「ワークショッププログラムcompass

 

 

 今年5月に海外講師を招いて行われ、大盛況であったWSに引き続き、121415日(土・日)に、一心寺シアター倶楽にて再びマイケル・チェーホフ演技テクニックのWSと対談を行います。

 

 演技のメソッドには、K.スタニスラフスキー、L.ストラスバーグ、S.マイズナー、B.レーヌ、最近日本でも有名になってきたI.チャバックなどを代表して国内外多くのものがあります。

 

 そもそも、演技に技術(テクニック)は必要なのでしょうか?

 

俳優は、ダンサーや音楽家のように明確な技術を持っていなくても、その場のひらめきや感覚でどうにか演技ができてしまいます。

  マイケル・チェーホフは、この問いに対し、「インスピレーションを操作することはできない、それはとても気まぐれなものだからだ。ゆえに俳優は頼みの綱となる、信頼できる技術(テクニック)を常に持たなくてはならない」、そして「ただ自分の職業に技術がないということを、不幸せに感じる時がやがて来る。」と言っています。

 

 では演技において、技術とは何でしょうか?

                                                                                                                         

それは自分の潜在能力を引き出してくれる技術です。演技教育の父であるスタニスラフスキーは役者の能力を引き出すために「感情記憶」、「行動」、「目的」などといった様々なメソッド創りだしました。彼の弟子であったマイケル・チェーホフはそれをさらに発展させました。彼が作り出した想像力や身体を用いるテクニックは、国籍や人種を超えてすべての俳優の内に眠る能力を開花させるものになったのです。

現在、彼の演技テクニックは、アメリカのマイケル・チェーホフ協会(MICHA)やヨーロッパにあるマイケルチェーホフヨーロッパ(MCE)を始めとして、世界各国で多くの学校やスタジオなどで学ばれています。

 今回の企画では、マイケル・チェーホフ演技テクニックとはどういったものなのかを、対談で理解し、WSで体感し、全身でその内容を吸収できるようにしました

 

 

【内容】

◆ワークショップ「マイケル・チェーホフテクニック入門」◆

   マイケル・チェーホフテクニックは多岐にわたりますが、どのテクニックにおいても共通してあるものは「イメージ」と「動き」です。この2つをテーマにマイケル・チェーホフテクニックの特徴や使い方などを基礎から、そして実践も交えて2日間に渡り学んでいきます。

 

1日目:テーマ「動き」≫

 ・インナームーブメントとアウタームーブメント (inner-movement & outer-movement)

 ・拡張と縮小(expansion & contraction

 

2日目:テーマ「イメージ」≫

 ・センター「思考・感情・意志」

 ・想像的な核(imaginary center

 ・創造的な身体(imaginary body

 

◆対談「西 田容子(ロシア演劇研究者)×杉江美生(俳優)『演技にメソッドなんているの?』」◆

 研究者の西田容子と俳優の杉江美生がお互いの立場から、演劇にメソッドが必要なのかを話します。インタビュアーはマイケル・チェーホフスタジオ東京代表の秋江智文が務めます。

 質問は「なぜメソッドが生まれたのか? 」、「メソッドを学んだら何ができるの?」、「世界にはどんな演劇メソッドがあるの?」、「メソッドを学ぼうと思ったきっかけは?」など、俳優が気になる質問をドンドンとしていきます。

 

 

 

【受講料】

WS受講料 : 一日のみ3500円(対談聴講料込)

二日通し6000円(対談聴講料込)

対談聴講料:500

 

【定員】

WS15

 対談:30

【日時】

WS : 121415日(土・日)12301730(開場1200・途中休憩あり)

対談 :1214日(土)    18302030(開場1800

 

【場所】

一心寺シアター倶楽

住所:〒543-0062   大阪市天王寺区逢阪2-6-13 B1F

http://isshinji.net/kura/access.html

 

【講師・対談パネリスト紹介】

ワークショップ講師

◇杉江美生

俳優、TCL大阪第1期生・関西芸術座出身。
関西芸術座所属俳優として18年活動ののち、2013年よりフリーとなる。シアター・コミュニケーション・ラボ(TCL)大阪でマイケル・チェーホフテクニックと出会う。2017年渡米、米国の「マイケル・チェーホフ・アクティングスタジオNY」のレナード・プティ所長から直々に学ぶ。また最近ではイスラエル、テルアビブの国際的なワークショップでデイヴィッド・ジンダー氏からも学ぶ。

 

◇秋江智文

俳優・演技講師・演出家

マイケル・チェーホフスタジオ東京代表

21歳のときマイケル・チェーホフの著作『To the Actor』を読み、強く感銘を受ける。25歳のとき渡英。英国アルテミス・スピーチ&ドラマスクールで、チェーホフテクニックのサラ・ケーン(Sarah Kane)および、校長のクリストファー・ガービー(Christopher Garvey)に師事し、チェーホフテクニックやスピーチテクニックを学ぶ。また『マイケルチェーホフロンドンスタジオ』(Michael Chekhov Studio London)の校長を務めるグラハム・ディクソン(Graham Dixson)にも師事する。現在ではウルリッヒマイヤーホーシュ(Ulrich Meyer-Horsch)を師として、日本でマイケル・チェーホフテクニックを体系立てて教えている。

 

対談パネリスト

 

西田容子(にしだようこ)

ロシア演劇研究者 大阪大学大学院言語文化研究科博士後期課程単位取得退学

専門 : ロシア演劇、演技論

主な論文 : 「ミハイル・チェーホフが目指した演劇 : 第二モスクワ芸術座とダーティントン・ホール芸術センターでの活動の比較から」「ミハイル・チェーホフ・メソッド形成過程についての一考察:イマジナリー・ボディ

『西洋演劇論アンソロジー』山下純照・西洋比較演劇研究会編、月曜社、2019 (ミハイル・チェーホフの項担 )

 S-Work Tokyo主催 サンクトペテルブルグ国立演劇大学教授 セルゲイ・チェルカッスキー氏 演劇ワークショップ「実践スタニスラフスキーシステムワークショップ2019」通訳

 ◇杉江美生

経歴は上記の「講師紹介」参照

 

【一心寺シアター倶楽「ワークショッププログラムCOMPASS」について】

 

舞台芸術・パフォーミングアーツの更なる充実を目指し、提案するワークショッププログラム。様々なジャンルから専門の講師をお招きし、広く深い技術・知識の習得、そして「新たなネットワーク造りの場」を目指す。今後の創造の羅針盤を皆で造っていきたいと活動している。